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中国のインターネット環境を擬似体験する方法について

はじめに

グローバルに展開している企業だと、必ずといってぶち当たる壁があります。中国の金盾(グレート・ファイアウォール)です。グレート・ファイアウォールでは以下の仕組みでインターネットアクセスを規制していると言われています。

  • DNSによるアクセス制御
  • 接続フェーズの監視(IPアドレスブロック)
  • 特定キーワードに対するブロック
  • 接続対象サイトに対するスキャン

こうもいろいろと規制されるとビジネスに必要なサイトであったり、海外に駐在しているビジネスマンが日系サイトを閲覧する際に不具合が生じてきます。また、普段は中国国内で閲覧出来ていたサイトも、中国の春節天安門事件の時期、中国の要人が海外を訪問している時期などだけ見れなくなったりする場合もあります。

インターネット接続基盤を提供している者にとっては頭が痛いところです。今回は、日本にいながら中国のインターネット環境を疑似体験できる方法を紹介しますので、調査等のお役に立てていただければとと思います。

方法1:DNS指定を変えることで中国環境を体験する

中国のパブリックDNSを利用することで、インターネット環境を疑似体験できます。これは、グレート・ファイアウォールの仕組みとして、DNSブロッキングによる制御があると考えれるためです。

代表的なサイトをいくつか紹介します。

  • Baidu Public DNS(180.76.76.76)

皆さんご存知、百度が提供するパブリックDNSです。公式サイトはこちら。

百度公共DNS - 让上网更快更安全|云防护|无劫持|精准|高效

  • AliDNS(223.5.5.5, 223.6.6.6)

こちらも皆さんご存知、阿里巴巴が提供するパブリックDNSです。公式サイトはこちら。

阿里DNS

  • Public DNS+(119.19.19.19)

こちらは中国のインターネットサービスプロバイダTencentが提供するパブリックDNSです。公式サイトはこちら。

Public DNS+——DNSPod推出的域名递归解析服务

  • その他

インターネット上には様々なパブリックDNSが存在しますので、WNA様でまとめていただいている情報も紹介しておきます。

DNS | ワールドネットワークアソシエイツ(WNA) http://wna.jp/

方法2:中国国内のサーバからアクセスを試す

DNS指定だけではグレート・ファイアウォールの防御を体験するには不十分です。やはり、中国国内からアクセスを試すのが一番確実です。が、なかなか中国国内にサーバ設置するのはコストもかかり大変ですよね。そんな時に手軽に確認できるサイトを紹介します。

  • Blocked in China test

URLを入れるとそのサイトがブロックされているかを判定してくれます。中国だけでなく、ロシアやイランにも対応しています。

Free privacy and security tools from Comparitech.com

  • WEB PAGE TEST

指定したロケーションからのアクセス結果を表示してくれるサイトです。少し時間はかかりますが、サイトのスクリーンショットデバッグ情報も表示してくれるのでなかなか便利です。

Website Availability Test - Uptrends

おわりに

数は少ないですが、だいたいこのあたり見ておけば切り分けの助けになります。