おれさまラボ

実際に手を動かして理解を深めるブログ。

ISCによるドメイン調査が終了していました

はじめに

DNS ソフトウェアである BIND などを管理している団体として有名な Internet Syetems Cosortium(インターネットシステムズコンソーシアム、ISC)が 4 半期に一度 The Domain Survey と呼ばれるレポートを出していたのですが、2019 年 1 月でレポートを終了してしまったようです。今更気がついたのですが、記事にまとめておきます。

The Domain Survey とは

Domain Survey(ドメイン調査)は、インターネット上のすべてのホストを発見しようとする試みです。この調査は ISC が主催し、技術的な運営は 3waylabs に委託されてきました。調査データは四半期ごとに収集され、ISC のサイトで公開されています。

www.isc.org

調査が終了した経緯

インターネット上にどのくらいのホストが存在するのか把握するのに良かったのですが、IPv4 しか確認しておらず正確性に欠くということで調査をやめてしまったようです。過去の結果は ISC のページで確認できます。

2019 年 1 月には 10 億台程度の IPv4 で疎通可能なホストがインターネット上にいたとされています。

参考:Internet Systems Consortium

過去を振り返ってみる

せっかくなので過去のデータを振り返ってみたいと思います。

一番古い記録は 1993 年 1 月で ホスト数は 131 万台だったとされています。

1996 年 7 月、ホスト数が 1 千万台を越し、12,881,000 台となっています。

次に桁が変わるのは 2001 年 1 月、ホスト数が 1 億台を突破し、109,574,429 となりました。

2014 年 1 月には 1,010,251,829 台を数え、10 億台の壁を突破しました。

最新の 2019 年 1 月は以外と増加が見られず 1,012,695,272 台と記録されています。この調査が IPv4 しか数えていないということも原因かもしれませんね。

おわりに

このデータを何に使うというわけではなかったのですが、とういう統計データって見ていてわくわくしませんか?なのでなくなってしまったのは残念です。

以上