おれさまラボ

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Indicatorルールで重複が発生した場合の挙動

はじめに

MicrosoftのDefender Seriesでは、Microsoftの脅威インテリジェンスに基づいて、さまざまな悪性サイトへのアクセスをブロックしてくれますが、独自にブロックルールを追加したり、特定のサイトは許可したい場合があります。

そんなときは、Indicator機能を使うことで、URLやIPアドレス、ファイルハッシュ値に関するカスタムルールを作成することができます。

たくさんのルールを管理していれば、重複や競合が発生する場合もあるので、その時の挙動を調べてまとめてみました。

重複するルールが存在する場合

  • バイスグループ、制御対象、アクションが、既存のルールと重複するルールを作成することはできません
  • 有効期限、アラートの重大度、詳細が異なるルールがすでに存在する場合、既存のルールが上書きされます

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競合するルールが存在する場合

  • バイスグループ、制御対象、アクションが、既存のルールと競合するルールは作成できます
  • 優先順位は、URLの場合はロンゲストマッチが優先、ファイルハッシュの場合はいくつかの条件があります

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競合が発生した場合の挙動については、以下記事も参考にしてください。

www.oresamalabo.net

参考資料

以上